病気の猫のためにできること

キャットフードに含まれる成分の中で猫に必要な物は何か

キャットフードだけで、猫を育てることができるのを知っていましたか? 猫は、ライオンと同じ仲間で、もともとは肉食です。ネズミや爬虫類などを主食としていた猫にとって一番大切な栄養素は「タンパク質」です。その他にも、脂肪やビタミンなどが必要ですが、脂肪やミネラル、炭水化物は摂取量によってさまざまな病気や体調不良を起こすこともあります。 キャットフードには、猫の成長に必要な、どのような成分が含まれているのでしょうか。

猫が健康に成長するには6大栄養素が必要です。

タンパク質

筋肉などの体内組成において大切です。タンパク質を構成するアミノ酸の中でも体内で作れない タウリンは食事から摂取します。猫は一日当たり、人間の約5倍の量のタンパク質が必要です。

脂肪

大切なエネルギー源です。猫は、人や犬よりも多くの脂肪を必要とします。

炭水化物

タンパク質と脂肪からエネルギーを作るため、炭水化物はほとんど必要としません。消化吸収能力も低く、食事に含まれる量が全体の35%を超えると、高血糖などの症状で、下痢やおならが発生しやすくなります。

ビタミン

ビタミンCは体内で作られますが、ビタミンAやDなどは食事から摂取します。猫のエネルギー源となる不飽和脂肪酸の酸化を抑えるビタミンEも大切です。

ミネラル

筋肉や神経に関与します。骨の形成に必要なカルシウム、リン、マグネシウムなどで、特にカルシウムは1㎏あたり人間の約20倍必要です。

いつでも飲めるように新鮮なものを用意します。水は尿石症や膀胱炎などを防いでくれます。

これらの栄養素が必要とはいえ、脂肪は摂取しすぎるとメタボリックシンドロームになりダイエットが必要になります。ミネラル過剰は、尿路疾患を起こしやすくなります。また、タウリンが不足すると心臓機能に支障が生じやすくなります。炭水化物は重要ではないですが、その中に含まれる繊維質は、毛玉ケアに役立ちます。

まとめ

人も含め、動物にはそれぞれ違った個体の特性があります。家庭では、新鮮な素材を使って、猫の好みを考えて手作りしても、とてもキャットフードのようにはいきません。それぞれの年齢や体型に応じたものを作ることは非常に難しいことですね。

また、飼い主にとって大切な家族を育てる上で、栄養素などを絶えず考えなくてはいけないことはかなりのストレスです。ただしキャットフードの中には、猫の健康をあまり考えずにコストパフォーマンスを意識して作られているものもあります。

キャットフードのパッケージには、成分表や原材料が記載されていますので、添加物が多いものや、原材料に炭水化物である穀物を多く使ったものには注意しましょう。 賞味期限が長いものも、保存量が多く使われている可能性があるので気を付けて選んでください。

自分で食べる物を選ぶことのできない猫にとって、飼い主がキャットフードの成分を確認して、必要な栄養素を知ることは大切ですね。 猫に必要な成分をバランスよく含んだ「キャットフード」は、飼い主の大きな手助けをしてくれます。