病気の猫のためにできること

キャットフードの賞味期限

最近では猫の寿命も延びて平均で12年、20年生きるネコも少なくありませんね。 これは、キャットフードの質の向上や年齢や体型に合わせた豊富な種類によるところが大きいです。

キャットフードは、製造後に誰にでも品質管理できるように、すべてのパッケージに賞味期限を記載することが義務付けられています。猫の健康のためにも賞味期限のチェックは忘れないようにしましょう。

ただし、賞味期限内であっても、管理の仕方が悪いと猫の健康を損なうことになります。どのように管理をすればよいでしょうか。

タイプが違っても、キャットフードは直射日光を避けて涼しいところで保管します。袋に穴が開いていないか、缶にへこみや傷ができていないかも確認しましょう。

キャットフードは、種類によって賞味期限があり、開封後の保存の方法が違います。ドライフードとウェットフードに分けて説明しましょう。

ドライフード

賞味期限は1年~1年半のものが多いです。開封後は1か月ぐらいの間に食べきりましょう。別の容器に移す時には、袋のまま口をしっかりと閉めて入れましょう。中身を移して保管する場合には、蓋のできる密閉容器を使い、乾燥剤も入れます。高温と湿気に気をつけないとカビが生えることになります。

また、ドライフードには穀物が使用されていることが多いので、人の食べる米などにつく害虫の被害を受けることもあります。
穀物が含まれているキャットフードでは、アレルギー反応を起こしてしまう猫もいるようです。
そこで、近年は穀物不使用のキャットフードが注目されています。

ウェットフード

缶詰の賞味期限は3年、パウチで2年ぐらいです。 開封後は、別の容器に移して冷蔵庫に保管して一日以内に消費しましょう。それ以上保管する場合には、ジップロックなどに入れて冷凍して、少しずつ解凍して与えると良いですが、風味や味は極端に落ちます。空気にふれることで、酸化して雑菌も入ります。開封と同時に品質が下がってしまうと考えましょう。

まとめ

賞味期限は、キャットフードの安全性のバロメーターです。 賞味期限が数日程度過ぎたからといって、すぐに猫の体に害を及ぼすということはありません。しかし、賞味期限は猫に「美味しく安全」に食事を与える大きな目安になります。 価格に惹かれて大量に購入することは、経済的なようで無駄になることがあります。

賞味期限が切れて捨てることになったり、賞味期限が切れているのに、もったいないからと猫に与えてしまったり。その結果、においがなくなっているため食欲不振になり、成長過程に支障をきたすこともあります。

また、猫は食事に飽きやすい動物です。昨日まで気に入って食べていたのに、次の日には何だか気に入らないそぶりを見せることもあります。そのために何種類か用意しても、結局どれも開封後、残ってしまうこともあります。

人の食事と同様に、保存がきくものでも、出来るだけ新しいことが大切には変わりありません。猫の健康を考えると、人の食事と同様に賞味期限や保管方法は大切ですね。
賞味期限が長すぎていたり、価格が安いキャットフードには大量の添加物が含まれている可能性があるため、気を付けましょう。
キャットフードでおすすめの原産国は国産よりもペット先進国として知られているドイツやイギリス産です。